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国内のMOOCに関する動き(2015年5月~12月)

検索とウォッチの範囲ですが、まとめてみました。

コンテンツとしては、講座提供機関が大学だけでなく、専門学校、政府や自治体、企業などと幅広くなっています。講座は4~5月頃から3カテゴリー(大学通常講義相当/専門学校や高等専門学校、公的研究機関や学会推薦講座/それ以外の特別講義、企業等)に分けられ、日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)公認プラットフォームでは講座ごとにロゴが表示されるようになりました。
提供側はイベントが多くて、依然周知を図るという感があります。その一方で情報サイト「Edmap」が閉じたことも、インパクトが。
大学はMOOC×Learning analyticsの動きが見えてきているけれど、プレスリリースとして出てきていないだけで動いていることなんでしょうか。電子教科書や電子ブックなどあれこれ起こっているの実証実験と重ねられていくことはあるのかな、と想像したりしました。

時期 出来事
5月
 
公共図書館で「gacco」を試験導入
玉野市立図書館
https://goo.gl/u2NqAj
6月
 
石川工業高等専門学校が「gacco」を授業に利用、反転授業実施
http://nttks.co.jp/news/news_20150622.html
6月
 
京都大学富士通が学習エビデンスデータを活用した共同研究実施
http://www.highedu.kyoto-u.ac.jp/fujitsu/20150828.html
7月
 
 
京都大学が「edX」で山極壽一総長による講義を配信すると発表
現役総長・学長が講師を務めるのは世界初とのこと
「Evolution of the Human Sociality(人類進化論)」開講は10月
http://goo.gl/TiGv3b
7月
 
慶應義塾大学が「FutureLearn」に参加
http://www.keio.ac.jp/ja/press_release/2015/osa3qr00000104fi.html
8月
 
 
「JMOOC」が高校生向けに夏休み特別講座実施
東京大学上智大学創価大学オープンキャンパスとも連携
http://www.jmooc.jp/OC2015/
8月
 
OpenLearning, Japanが「JMOOC大学生チーム選手権」開催
大学生がJMOOC講座を制作して人気度を競う
https://open.netlearning.co.jp/info/20150807.aspx
8月
 
NTTドコモが「株式会社ドコモgacco」を設立
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2015/08/17_00.html
8月
 
 
NTTドコモ東京大学がオンライングループワークに関する試行を実施
対象者は「gacco」受講者
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2015/08/25_01.html
10月
 
熊本県が農業者対象講座を「gacco」で開講
https://kumamoto.agri-academy.jp/news/info/detail/id/41
11月
 
 
NTTコムリサーチとJMOOCによる「大学のオープン化に関する調査結果
(2015)」公開
http://research.nttcoms.com/database/data/002002/index.html
12月 リクルートホールディングスがMOOC情報サイト「Edmap」の提供終了
12月
 
 
リクルートマーケティングパートナーズが調査研究機関である
リクルート次世代教育研究院」設立
http://www.recruit-mp.co.jp/news/release/2015/1201_2794.html

転職のご報告

転職が叶いました、というご報告です。

9月末をもってARGから離れ、10月からは研究機関の図書館で勤務させていただいています。
お世話になった方、ウェブを介してお知り合いになった方、お目にかかった方、みなさまに御礼申し上げます。引き続きご指導賜れますと幸いです。


10月1日に配属先に連れていっていただいたら、ずらっと並んで物々しかった面接官がやっぱりずらっと並んでおめでとうと言ってくださったので、そっか、もう面接官じゃなくて上司なんだ、って思いました。いちばんの実感です(でも緊張して面接官の顔はほとんど覚えていません)。
アカデミアの知を循環させられるような仕事をしたい、とずっと思っていました。これまで考えてきたあれこれや初めての気持ちを捨てずに持ち続けて、勤務したいです。

これまでとこれからを比較することは難しく、どちらの優劣もありません。組織や人にちょうどいいやり方を試行錯誤していくんだろうと思います。中途採用で民間経験者、ということになるのですが(そういう人を採用するのは初めてとのこと)、とても重圧だと感じています。伸びしろと勤務可能年数が長い、コストをかけるに値する若人を採用することもできたのですから、私はひたすらに働かねばと思います。同時に、良くも悪くもレッテルとともに見えているんだろうと思うと足がすくみます。そうやって思考できないでいるうちに今より更に愚かになるんだろうと思うと不安です。
でもたぶん、こわいと思わなくなるのがいちばんこわいことだと思います。だからこれでよいのかもしれません。

住まいも移りました。言葉と気候の違うまちです。秋冬の食べ物がおいしいようです。ごはんも見るべきものも、教えてもらっているところです。長く住むのでしょうから、ゆっくりいいところをみつけます。


ひと月経って、勤め先や住まいが変わっても「わたし」が切り離されるわけじゃないんだなあと感じています。不安は山積しているものの、はなれていても大丈夫、という気持ちになりました。
足元と上をみて、地に足をつけて、感謝してやっていきます。



ブログの受験レポートには公立図書館ばかり載せていましたが、実は研究機関を中心に考えていました。教職を退いたのが2012年なのでもう3年。大学生の時に図書館インターンシップに入ってからは9年。長かった。。
id:kitoneさん、叱咤激励いろいろ数限りなく感謝しています。ほんとありがと。

@hiroyukiokano先生にお会いしなかったら教職を続けていたかもしれません。@argさんに仕事をいただかなければこの転職はなかったかもしれません。そしてkitoneさんなくしては受験も仕事も続けていられなかったかもしれません。
などなど考え始めると、今の「わたし」は多くの繋がりのおかげであるのだと感じ入ります。内にこもりがちな性分なので、だからこそ、いただいたご縁を(オンラインでもオフラインでも)大事にしていきたいと思っています。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

メモ:産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業(平成24年度採択)の最終評価

が公開されています。各グループの取り組みを見ているのが興味深いです。
ちなみに、選定結果はこちら。

地方中小大学がグループを作って地域連携・産学連携をしているようで、COC+と傾向が似ているなとぱっと見て思ったのですが。官学連携的、こちらは産業界のニーズに対応した、なので、そもそも前提が違いますね。

三重大学グループによる「中部圏の地域・産業界との連携を通した教育改革力の強化」の成果物が「アクティブラーニング失敗事例ハンドブック」「インターンシップミニ失敗事例ハンドブック」だった、というのをこれで知りました(来歴をあまり見ていなくて……)。

事業の成果が広く還元されるのがとてもいいと思います。
「教育改善」ですので、産学連携だからと読み流すのではなくチェックしていくのがおもしろいのではないかな、と。

この事業、追加公募や新規募集がかかっているので今後に期待。

即戦力・実学云々という話題もありますが、一方で地域に貢献できる・活性化できる人材育成も必要でしょうし、そのための教育体制、連携体制を模索がこれらなんだろうなと思います。

という、さしあたってのメモです。