2016年、ふりかえって、おじぎを。

ぐるぐるまごまごぴよぴよ(いつもだけど)して、助けていただいた一年でした。
春に直上の上司が出向して業務がスライドしてからは、できますもできませんも言えなくて、上司にも同僚にも他部局の人にもただただ、なんとかしますがんばりますと言っていました。今までのところおそらく、それなりになんとかなっていて致命的な失敗はしていないのかなと思っています。失敗しなければいいというものでもないけれど。おかげさまで腹が据わっている、タフだ、なんてらしくないお褒めを賜りました。ほんとのところ、とてもふにゃふにゃで猫と鎧をかぶっているのでいつ化けの皮が剥がれるのか、ってかんじです。もっとつよくつよくならなきゃ。

業務はそんな風にルーチンをまわすことと内外に起因するトラブルシューティングで精一杯でした。運営・人員・組織の制度・予算・雑誌・図書館システム……いろんなことを考えるきっかけがあり、少しずつものがみえてきた、という気がします。やっぱり自分が主体にならないと分からないことや感じ取れないことも多々あり、その意味では転職して早い段階で一人で丸抱えすることになったのも、良かったのだろうと思います。これはなんでなんやろ、と思うことを忘れないようにと心がけていました。
転職して春までは、どういう組織なんだろう、どうしたら直上の上司に信用されて業務を任せてもらい軽減できるのだろう、ということを考えていました。後者はうまくいかず反省と自己嫌悪。いま、業務をしながら、上司だったら何をしてどういう決断をするだろう、と想像しています。

業務のなかみ以外には、職場の雰囲気とモチベーション、環境を整えることを考えていました。座って仕事をしているだけじゃだめなんだよと教えていただいて、事務室が別の方とはおしゃべりしたり一日一度は顔を合わせに出るようにしたり、お願いはなるべく口頭でしたり。前職はメールベースで業務していて、メールとテキストメッセージだけで不足なく伝わるように・顔を見ての打ち合わせはできるだけ凝縮して濃密に・困ったときにSkypeしたり電話、だったので意識と行動を変えないといけないところに気づくのが遅かったです。反省。


yuik.hatenablog.com
2016年のふわっとした目標を振り返ると40点くらい。高校だと、進級はできるけれどまともな点ではない、ってとこです。知財の資格は取得。アウトプットでは、共著1件、単著2件、部内勉強会で発表1件。憧れのCAにチャンスをいただけたことはとても嬉しかったです。これきりにならないように精進します。


買ってよかった本は「永遠でないほうの火」と「エストニア紀行」「断片的なものの社会学」。気に入ったのは西加奈子、繰り返し読むのは幸田文。繰り返し聞いたのはPENTATONIXとたむらぱん

1月

仕事も生活も、どうしたらいいのかわからなくてただ困っていた気がします。このもやもやは春まで長引くことに。Googlemapを使って最寄りの図書館に歩いて行ったら思わぬ農道にびっくりした。前職の先輩と海の見えるカフェでパンケーキ食べて仕事の話をして、少し元気になったり。人と会うのって大事だなー。
https://www.instagram.com/p/BAn81NQqD9t/

2月

誘っていただいて福島県双葉町の学生さんによる映画「ある町」を見る。毎日目の前の業務を重ねるのだけれど、その先どこを向いて・誰のために仕事をするのか考えて見失わないように、と思う。行ってよかった。
企画&インタビューした「司書名鑑 No.10 佐藤潔(図書館総合展運営委員長)」掲載のLRG発刊。
こぼしていたら、私も役に立ててるのだとかエクストラ担当だとか言っておにーさまがたにかまってもらった。
月末に大学の合唱サークルの友人たちと山口旅行。カラオケボックスに入ってその場で音取りをして無理くり一曲仕上げ、愛唱歌集もえんえん歌い。夜はボードゲームとおしゃべり。ほんとたのしかった。もっとわがままになってもええんよ、て言ってもらってちょっとじんわりする。
www.fujisan.co.jp

【MV】365日の紙飛行機 Short ver. / AKB48[公式]

3月

おにーさまおねーさまの鍋会に混ぜてもらう。英語の研修で伊勢うどんのプレゼン。知的財産管理技能検定3級受験(合格)。
NDLのフォーラムに出張して職場のことを考える。高校2年生の現代文を担当していた生徒が公立図書館に勤務すると聞く。
梅を見に行って庭園の入口でお婆さんと接触しかかって転び、足を痛める。1か月半ほど足を引きずり、今もヒールの高い靴ははけず正座は苦手になった。もちろん梅はほとんど見られず。体は大事にせねば……(うっかりに気をつけねば、かなあ)。
住まい近くに雪柳が咲いていて、里心がつき嬉しくもなり。お花や木や風がとおるところが好きだと再確認。
https://www.instagram.com/p/BDy_uihqD7s/

4月

半年遅れの入社式と新人研修。上司が出向して業務がスライド。やるからにはしっかりと思うも、去年の書類が見つからないとか記録がないとか、しょっちゅう半泣きに。派遣や嘱託やアルバイトや、とにかくいろんな方に助けてもらいながらようよう飛び続ける日々のスタート(そして今も続く)。
近くの公園の桜がきれいだと教わって、出かける。桜の下で本を読んでいたら、「遠く遠く」が流れてきてしんみり。
すがるものがほしくて、ターコイズの華奢なブレスレットを買った。ずっとつけてる。
https://www.instagram.com/p/BEAUlf8KD7-/

5月

資料を受贈して館内が段ボール箱だらけになったりそのほこりで体調を崩したり。好きなイラストレーターさんの原画展に行き、きれいなワンピースを買っちゃう。
見立てて貰ってまるっこい眼鏡を新調。おねーさんと、仕事が忙しくなってしんどいけれど、仕事がない方がずっとずっとしんどい。忙しいことはありがたいこと、というような話をする。
名古屋でライブラリアンさんの懇親会に参加した。パワフルで寛容で広くて真剣で、ああよかったなあこの方々とお話できて、って思った。そんなGWを経て、職場も生活も人も、関東でのことをきちんと整えたいと思って業務に戻る。
NIIのオープンフォーラムを聞き、追いつくには、とか考える。
hakka-online.jp

6月

上司が入院したり、某検査を受験したり。経済性の観点から資料を収集するとはどういうことだろう、と考え始める。
忙しくて、現実逃避にお昼休みは花壇の草むしりをし、休日はkindleで小説や漫画を読む日々。マチネの終わりにがよかった。サプリは教員のころから繰り返し読んでる。
大学生のときにお世話になった大学職員さんと関東で食事。転職をとても喜んでくださった。
とにかく眠くて、朝にコテで自分の腕を焼いた。まだあとが残ってる。

7月

職場の方のご家族の紅型個展を見に行ったり、知人のオススメにより劇団ショウダウンの「黒船」を見に行ったり。演劇は語ること記録することがとても意識されていて、つい仕事のことを考えてしまった。
祖父の十三回忌で帰省して甥っ子に泣かれる。おにーさんにかまってもらって美術館。
専門図書館「ごぞんじですか?」に記事を書かせていただいた。
www.momat.go.jp

8月

ばたばたと仕上げた契約はなんとか締結。雑誌業務も本格スタート。毎日不安で怖くて手を動かすしかないという時期が始まる。初めての原稿依頼(受けるほう)。
帰省して転職活動時代の友人とごはん、休みには大学時代の友人と初めてのディズニーシー。たくさん喋ってたくさん笑った。
夏はいつもは思い切って何か新しいことにチャレンジしているけれど、今年は挑戦しつつ振り返って先に進むエネルギーを少し分けてもらう夏、だった気がする。

9月

上司に「まじめにんげん」と言われた。夏休みを使って神保町へおでかけ。このころから、7月にめぐりあったとても好きな歌集に支えられていた。
何を考えてたのかあまり覚えてないけど、手帳には組織の図書館であるべきか、分野の専門図書館であるべきか、て書いてる。どこを向いて何を基準にしてサービスを考えるのか、悩ましい。
大学時代の知人と職場で邂逅。彼と話せて、誰を見て仕事をするのか考える機会になったしヒントと元気を貰えた。
www.shintanka.com

10月

雑誌業務の最繁忙期かつ某レビュー。ひたすらに眠くて、自分が水のシャワーを浴びていたことに2~3日気づいていなかった。腕を焼いたり水を浴びたり、私はほんとにいぎたないなあ。とにかく予約できてよかった。励まし慰め助けていただいたおかげ。
植物公園にでかけたり、若者と話したり。
そして、憧れのCAに書かせていただいた。声をかけていただけて有難い。しっかりおやりと言っていただけて有難い。

11月

事務系の上司が異動なさり、食事の機会をいただいた。この方に認めてもらえて嬉しい、私もこういう道を作りたいと思えた。
カチューシャからの図書館総合展。置いて行かれそうな危機感を抱き、でも追いかけたいと思い改め、人とお会いして元気に。会えた人と繋がれた気持ちにも感謝。
おでかけをしたりもした。
外国雑誌が一段落したので和雑誌や他の契約に手を付けるのだけれど、この後手後手をどうにかしたい。もう一冊好みの歌集に出会う。
徒歩通勤と逃げ恥視聴を開始。海野つなみ田中メカがドラマ化されたなんて15年前の自分が聞いたらびっくりするだろな。
www.shintanka.com

12月

戴きもののチケットでとっても行きたかったラスコー展の後、クラーナハ展。どれも聖人の頭が光っていて宗教画って和洋に関わらず記号があるのだなあ、とかぼんやり思う。ラスコー展はジーン・アウルを再読してからもう一度行きたい。
部内勉強会でプレゼンの機会をいただく。国研協や検査の話を皮切りに雑誌業務の説明をし、資料収集や所属組織の図書館について思うことをお話。夏頃から考えている、経済性(と結果主義)による資料収集への疑念や研究機関として基盤整備をどう考えたらいいのか、大学図書館界の動きについていかれない危機感なんかをお話ししてみた。
おでかけしたりこの世界の片隅にを観たり。ヒロシマというよりも、地に足をつけていきることを思った。
https://www.instagram.com/p/BOZImiYhsFv/

おにーさまがたには相変わらず構っていただいてた。毎日仕事しかしてなかったし、有難い外界とのつながりでした。ARGのときの知人も同じく、です。
甘えていてはいけないのだけれど、声をかけていただけることはほんとにありがたいなあと思います。

ひとりでできることなんてきっとほとんどなくて、私は(残念ながら比喩だけでなく)ふわふわと歩いていて、階段から落ちそうになったり道に迷ったりしています。こんなのでも日常を送り仕事をしていることを有難く思わねば…! と思うのです。いろんな方に感謝し、手をひいてくれるひとを大切に。

本当にありがとうございます。振り返って、深々とおじぎを。

第18回 #図書館総合展 のふりかえり

www.libraryfair.jp

もやもやしていたのだけれど、ふわっとでも言葉にできるところはしようと思って。
1日目と2日目に参加しました。

11/8(火)1日目

分野を超えた知の連携~IIIFとLinked Dataで進化するデータの利活用~ | 図書館総合展

後藤先生の。もつ、とはどういうことだろうとか可能性とか、所蔵機関の責任や公開ってどうなるんだろうとか。
大学では古くて貴重でなかなか見られないものが専門だったので、仕組みと基盤を変えることで研究の方法論が変化する、過渡期にいるんだなあと思うと背筋がぞわっとします。

研究者が図書館に求める支援とは ─Web of ScienceとEndNoteによる研究者支援 | 図書館総合展

結局シンプルなんだな、というのが感想。有賀先生の話を伺っていてランガナタンを思い出しました。
それよりなによりNIMSのライブラリアンさんのパワーを感じます。技術とかサービスだけではなく、研究者にここで講演をしてもらうという信頼や関係性に。

メタデータ☆ナイト | Peatix

濃かった。こわくて、@argさんにメッセージしたくらい濃かった。。もちろんとても勉強になりました。とってつけたようですがほんとです。
それぞれの業務をもちながら、より高次の事柄を考える・組み立てる・実現する、それもしたから。というのに圧倒されていました。
久しぶりにさくらWORKS<関内>に行けたのも嬉しかったです。

11/9(水)2日目

NACSIS-CAT/ILLと電子リソース:2020年の学術情報システム | 図書館総合展

ID……(遠い目)。5月くらいのNIIのフォーラムと比べて大きな進展は見受けられないような。2020年は通過点である、紙と電子とそれぞれのリソースを共同で適切に今に合うように管理を、というのが心に残りました。

リポジトリの未来を考える:オープンサイエンス時代の到来を迎えて | 図書館総合展

個々の報告は興味深く聞いたのですが、全体としては謎の残るようなまとめのわからない感覚があります。機関リポジトリの意義と役割の再評価というか、日本での位置づけは転換しつつあるのかな、と感じました。OPACや機関リポジトリについて自己評価していかなければならないのですが、この点でとても印象深いです。
事例報告のなかではOISTさんのお話をもう少し聞きたかったな、と思いました。

出展

「こんなにあります!あなたも使える専門図書館」でご紹介した専門図書館一覧(リンク集) | 図書館総合展

出展というほど大げさでもないのですが、所属機関も専門図書館紹介コーナーに参加させていただきました。
ステキな企画。普段はそれほど表に出てこない、いろいろな特徴をもつ専門図書館の存在を知ってもらい、いいところが伝われば、と思います。
フライヤーを置かせていただけるとのことで、デザインから始めて配達日指定できるギリギリに郵便局に駆け込み発送。職場に戻りながら、そういえば3年前はARGのフライヤーつくってたんだなあ、と懐かしくなったりしていました。

感想

今回は業務として出張させていただきました。研究機関の"図書館"業務担当者として、大学図書館や他の研究機関の動向を見るように、というのが出張のテーマ。国立大学図書館やNIIの方々が国としてどうすべきかを考えていらっしゃるのを拝見しながら、取り残されていくこわさみたいなものを感じたりしました。

という業務もありながら、随分不義理してしまった方々にお会いしたりお話したり、気遣っていただいたりして、とても元気をいただきました。全国にいろんな立場でいろんなことをしてらっしゃる方々がいて、やっぱり苦しかったり楽しかったりしながら何事かを続けているんだな、私はひとりじゃないんだな、と感じたり。ちょっとくたびれていた気持ちが励まされました。
ARGと図書館総合展運営委員会の皆様にお会いするとやっぱり帰ってきたな、横浜に来たなって気持ちになります。佐藤委員長ともお話できてよかったです(なんかまた心配していただいちゃった)。ARGブースはやっぱり安心できました。若手が2人もいて、うわあなんか違うはなやか! って思ったりもしましたがw もう少しお話できればよかったな。また関内に行かねば。

メタデータ☆ナイトの錚々たる出席者を眺めながら、図書館総合展に合わせて年に一度、いろんな人が横浜近辺で集まって(ワルプルギスの夜みたい…)旧交を温めたり議論したりそこから何か生まれたりしていくんだろうと想像していました。それってすごいこと。
そして、メタデータ☆ナイトが図書館総合展事務局後援というのも喜ばしく思っていました。参加者・出展者側の企画が持ち込まれていること、とても活発な会だったこと。酒宴や集会は多々あれど、事務局公認で常にオープンなのは大交流会くらいなのではないかな(違ったらすみません)と思います。この活発な図書館総合展の昼夜がもっと開かれていれば・可視化されればいいのに、と思ったりするのです。がんがん事務局に後援とっちゃえ! みたいな。
この気持ちは私が地域開催の企画担当だったからかもしれません。地域にスポットを当てて地域の人に出てもらいたい、フォーラムがきっかけで地域の図書館活動に注目されたら嬉しいな、という。だから、図書館総合展で発表してプレスリリースだとか、図書館総合展によせてイベント、会議、あれこれを聞くと個人的には嬉しくなります。


今回、色々な方にお目にかかれたのですが。衝撃の再会! だったのが、高校教員のときの生徒さんがポスターセッションのために参加していたことでした。私が国語総合教えてたあの子が司書課程に進んで、いま図書館総合展にいる、という驚きと嬉しさ。彼女は頑張り屋さんで元気のよい、とても好もしい生徒でした。だから余計に。私が彼女と過ごした時間は短くて何ができたわけでもなくて、それでも彼女の現在につながれたような気がしました。退職した罪悪感が消えることはないのだけれど、救われました。
ああよかったうれしい、と思えた瞬間でした。感謝しています。


図書館に関われるようになってから、図書館総合展は出展するためのイベントでした。今年は情報を得る・学ぶ立場での参加。いつか、伝える側にたちたいと思います。

年のはじめに思うこと(2016年)

もう2月もおわりなのに年のはじめもないのですが、書いては消ししていたことを留めておくことにします。

年齢は節目、就職1年目継続中、体制としてもがんばりどき。

知識と経験を埋めながら、ここで何ができるのかを考えること。そして、誰のために仕事をするのか、どこを見るのか、も。政策や計画を見て、でもその向かう先は、人なんだというのを振り返ること。
などと考えていました。

今は耕す時期だと思っています。なんでもやってみて、先に繋いでいきたいです。
目標というか、意識する(している)ことはこれら。
  • 基本的だけれど、この組織で働くということ、の知識と経験を積む。これからしたいことを見つけて実現できるように
  • テーマを見つけて発表なり、何かアウトプットを。……ブログ書けって言われそうですが。。
  • フットワーク軽く、いろんな関わりをする。そして他者からもそう見えるように
  • 知財関連の資格を取る
  • 語学!
  • ひとりだち。やりきる
生活やメンタルをなるべく波立たせず、穏やかにそうっと過ごしたいと思っています。暮らせなきゃ、きっと長く仕事だってできないだろうし。丁寧に暮らすこと。こもらずそとにでること。何か趣味を見つけたいな。体を動かしたりもしたいです。
10年来の友人たちには「もっと好き嫌いをはっきりさせていい、考えすぎ、わがままでいいんよ」って言われてるので、一応これも。あとはく…くるまのうんてんかなあ(小声)。

というかんじで。
ありがとう・うれしい・すき、を大切に、律してやっていきます。