平成26年度大阪府職員採用選考(司書職)を受験していました。

私をご存じの方もおそらくご覧になるので、先に申し上げます。
拙いものではございますが、仕事はどれも真剣にさせていただいております。感謝とともに、憚りながら楽しくも感じております。試験を受けていてもよそを向いている訳ではない、とお心にお留めおきいただけますと幸いです。


では、内容を。
昨年度の記録はこちらで記事にしています。昨年は1次のみ、今年は2次まで。

平成26年度大阪府職員採用選考案内(司書職)

# 大阪府のページはこちら

  • 受付期間:2014年5月19日(月)~6月6日(金)
  • 第1次選考:2014年6月22日(日)
  • 第1次選考結果発表:2014年7月31日(木)
  • 第2次選考:2014年8月11日(月)
  • 第2次選考結果発表:2015年8月15日(金)
  • 採用予定日:原則2015年4月1日以降、可能であれば2014年10月1日以降
  • 受験資格:昭和49(1974)年4月2日以降に生まれた人で、図書館法第5条に規定する司書の資格を有する人

1次試験

■教養試験 # 持ち帰り可

安全で安心な食生活は、すべての人々の願いであるとともに、人々が健康に暮らしていく上で、極めて重要なことです。
食の安全安心は、行政を始め、関係する団体、研究者、事業者又は生産者、更には住民自らが、食に関わる様々な課題を十分認識し、それぞれの責務や役割を自覚し、共に協力して確保するものです。こうした認識のもと、大阪府では「第2期大阪府食の安全安心推進計画」を策定し、食の安全安心の推進に取り組んでいます。

食の安全安心の推進が求められている背景について、あなたの考えを述べるとともに、食の安全安心を推進していくためには、どのような対策を行うべきか、あなたの考えを述べなさい。

A3両面に罫線がほどこしてあるものが解答用紙でした。
背景と上記行政、関係団体などなど記載してある全部の立場からの対策を提案して、一応アピールのために無理やり米トレーサビリティ法に言及したような気がします。大阪府政と教養レベルの国政についてもっと徹底的に覚えていくべきでした。

■専門試験 # 持ち帰り不可

NDC(作品名から分類を)/加古里子(作品名3つから作家を)/本屋大賞(作品名3つから賞を)/DRMコピーレフト/大活字本/四部分類/図書館法第2条/ほか
# スウェーデンの略語、優先、印刷、かえるもの、ありか、ってメモがあるんですけれどなんのことやら。

  • 図書館におけるイベント、展示の意義と課題について述べる
  • 「図書館の設置及び運営上の望ましい基準」をふまえ、都道府県立図書館と市町村立図書館の役割について述べる

おそらくこのような。A3用紙が4枚くらい綴じてあり、1枚が一問一答、たしかもう1枚が1枚あたり4題の記述、A3の用紙1枚あたり1題で計2題の記述、だったかと。
もちろん出題数は上記よりも多いですし、うろ覚えなのはご承知置きください。

■状況

  • 申込:256名
  • 1次選考通過:23名

2次試験

1次の合格者はサイトに受験番号掲載、封書。A4の面接カードを事前に送付。
■面接カード

氏名/住所/最終学歴、職歴/資格/趣味・特技/所属クラブ等/主将等の役員経験/志望動機/自己PR/ほか

■面接・口頭試問
20分で面接官は3人。

  • 面接

志望動機/なぜ離職したのか[*1]/公務員と企業との相違/カウンター業務について/古典籍の知識を具体的に[*2]/学芸員を目指さなかったのか[*3]/たしか、休日は何をしているか/ほか

  • 口頭試問

教養、専門のキーワードを1つずつ言われ、それについて説明する

「1次試験、2次試験の合計得点で選考を行う。2次試験のみで合否を決定するものではない」との全体説明がありました。

■状況

  • 2次試験受験者:23名(辞退者なし)
  • 2次選考通過:3名

大阪府はやはりたくさん書きました。えんぴつがすぐに丸くなって、5本くらい取り換えました。多数の問題を出して知識の範囲を問う京都府と、少なくして記述メインの大阪。どちらがどう、という訳でもありませんが、当然ながら広く深くが必要なんだな、と思います。
昨年からいろいろと試験・面接を受けていて、館種は違えど求められることと問われることはそれほど変わらないのではないかしら、と感じています。じゃあ決定打は、と考え始めると尽きません。得点順だと仮定してペーパーで高得点をとるとともに、スペックをあげればいいのでしょうか。もやもや。

今回は記事にするのをやめようかと思っていました。採用選考案内が出たときと試験の1~2週間前は急にアクセス数がのびるので、敵に塩を送る、が少しだけ脳裏をよぎったり[*4]、仕事をしていることもあったりします。何より、落ちた記録をつけるのにそろそろ疲れて。とはいえ、僅かなりともどなたかの参考になれば意味のあることなのかな、と思い直して、これは公開することにしました。我ながら自虐的かつあほです。


業務進行上の責任あってのことでもありますが、受験についてはクライアント[*5]に報告しています。応援をいただけることに感謝しています。

おしまいに。いつもぴーぴー報告をして情緒不安定な私を、長いこと励ましてくださっている方に深々とおじぎを。すみません。本当に、ありがとうございます。

*1:職歴をご覧になって。

*2:私の自己PRをご覧になっての質問だと思います。

*3:こちらも私の資格をご覧になって、だと思います。中高教諭の専修免許、司書教諭、司書、学芸員をもっていて、他の面接では「飽きっぽいのではないですか」というニュアンスで問われたこともあります。もう書かなくてもいいのかもしれない、という気もします。。

*4:でも受かる人は何をしていようが受かるでしょうし、私は料簡が狭いな、と思いなおしました。

*5:私は社員・従業員ではないのでこういう表現をしますが、社長にはとてもお世話になっています。