転職のご報告

転職が叶いました、というご報告です。

9月末をもってARGから離れ、10月からは研究機関の図書館で勤務させていただいています。
お世話になった方、ウェブを介してお知り合いになった方、お目にかかった方、みなさまに御礼申し上げます。引き続きご指導賜れますと幸いです。


10月1日に配属先に連れていっていただいたら、ずらっと並んで物々しかった面接官がやっぱりずらっと並んでおめでとうと言ってくださったので、そっか、もう面接官じゃなくて上司なんだ、って思いました。いちばんの実感です(でも緊張して面接官の顔はほとんど覚えていません)。
アカデミアの知を循環させられるような仕事をしたい、とずっと思っていました。これまで考えてきたあれこれや初めての気持ちを捨てずに持ち続けて、勤務したいです。

これまでとこれからを比較することは難しく、どちらの優劣もありません。組織や人にちょうどいいやり方を試行錯誤していくんだろうと思います。中途採用で民間経験者、ということになるのですが(そういう人を採用するのは初めてとのこと)、とても重圧だと感じています。伸びしろと勤務可能年数が長い、コストをかけるに値する若人を採用することもできたのですから、私はひたすらに働かねばと思います。同時に、良くも悪くもレッテルとともに見えているんだろうと思うと足がすくみます。そうやって思考できないでいるうちに今より更に愚かになるんだろうと思うと不安です。
でもたぶん、こわいと思わなくなるのがいちばんこわいことだと思います。だからこれでよいのかもしれません。

住まいも移りました。言葉と気候の違うまちです。秋冬の食べ物がおいしいようです。ごはんも見るべきものも、教えてもらっているところです。長く住むのでしょうから、ゆっくりいいところをみつけます。


ひと月経って、勤め先や住まいが変わっても「わたし」が切り離されるわけじゃないんだなあと感じています。不安は山積しているものの、はなれていても大丈夫、という気持ちになりました。
足元と上をみて、地に足をつけて、感謝してやっていきます。



ブログの受験レポートには公立図書館ばかり載せていましたが、実は研究機関を中心に考えていました。教職を退いたのが2012年なのでもう3年。大学生の時に図書館インターンシップに入ってからは9年。長かった。。
id:kitoneさん、叱咤激励いろいろ数限りなく感謝しています。ほんとありがと。

@hiroyukiokano先生にお会いしなかったら教職を続けていたかもしれません。@argさんに仕事をいただかなければこの転職はなかったかもしれません。そしてkitoneさんなくしては受験も仕事も続けていられなかったかもしれません。
などなど考え始めると、今の「わたし」は多くの繋がりのおかげであるのだと感じ入ります。内にこもりがちな性分なので、だからこそ、いただいたご縁を(オンラインでもオフラインでも)大事にしていきたいと思っています。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。