2015年、ふりかえって、おじぎを。

仕事をするということ、を考えていた年だったように思います。

何より大きいのは転職で、就職先と移住が一度に決まって、めまぐるしい夏の終わりでした。たくさん試験を受けて、ずっとはないちもんめで名前を呼ばれない子どもみたいだったのだけれど(あのころってそういうのが深刻だったりしませんか)周りの方々に手をひいていただけたおかげだな、と思います。ほんとありがたい。

1月
MOOCと図書館総合展と産学連携のおしごと。
ARGの慰安旅行で岡山県瀬戸内市へ。ずっとみたかった牛窓の海を眺める。「晴れの国おかやま」なのにずっとしぶしぶしたお天気だった。愛生園で神谷美恵子の手紙を見た。よれよれな仕事のすき間にお芝居。
木ノ下歌舞伎『黒塚』

2月
gaccoのMeet Upを開き、ケータリングをほめてもらった。よれよれ継続中ながら、東京をぐるぐる歩いたりした。

3月
MOOCと産学連携がようやく開催される月。gaccoのMeet Up再び。吐血の人にいただいたコメントがありがたかった。図書館総合展2015 フォーラム in 一関。ほかに、DEIMや学生向けハッカソンの開催もサポート。お芝居はあけぼの座で「Equal」。このころまでよく泣いて、怒ってた。
図書館総合展2015 地域フォーラムの開催予定 | 図書館総合展
DEIM2015 BoFセッション
赤星マサノリ×坂口修一 二人芝居

4月
神戸出張して地域のお話を聞く。ARGの合宿で鎌倉へ。話して、考えた。

5月
産学連携のお仕事。会社の人に転職をサポートしていただく。
ABCDEFGH - FUKAIPRODUCE羽衣 公式サイト

6月
ダイトケン大阪支部の例会でMOOCのお話を。呼んでいただいて話すのは初めてだった。
声をかけていただいてNII学術情報基盤オープンフォーラム2015、初日しか行けなかったけど楽しかった。学会で近くにいらした@toru_tattaさんとようやくお会いする。
大阪支部6月例会のお知らせ - 大図研大阪支部ブログ
gacco × 図書館の可能性:ARG社によるgaccoの図書館導入
Amazon.co.jp: 構想力を育む国語教育: 竜田 徹: 本

7月
物事を組み立てる、そうしたくなるように「つくる」こと、というのが課題だなあと思う。
初めて、プロのバンドのライブに。楽しかった。毎年夏には今までしたことがなかったことをいっこすることにしてる。
indigo la End、新体制初ツアー「ナツヨのマジック」渋谷公会堂で終幕 - 音楽ナタリー

8月
カフェと図書館の調査。福岡出張。福岡市美術館「肉筆浮世絵の世界」など。
試験を受けて、結果をいただく。面接でコミュニケーションとは、仕事への向き合い方、6月のNIIオープンフォーラムを聞いたときに考えていたこと、なんかを話した気がする。 id:kitoneさんには感謝しかありません。ありがと。
ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)の最新号 | Fujisan.co.jpの雑誌・定期購読

9月
移住と引継ぎと残務整理。ARGの皆様に1冊ずつ本を贈っていただいた。大事に読んでます。友人と伊勢神宮に参拝して、ひたすらに仕事と暮らすことの話をしてた。

10月
移住してお仕事スタート。行く前より入ってからの方が不安が大きい。ともあれスタート。お仕事暗記帳は毎日書くだけでいっぱいいっぱいに。

11月
中旬から、担当させてもらえた案件が始動。仕事は楽しまなきゃだめだし、「これということ」なんて入職早々見つからないんだから焦らないこと、と管理職に言われた。そういうことを話せるように、少しなった。
王子小劇場に行きたくて、行きの電車で見られるお芝居を探してすべりこみ。パワフルだった。
X-QUEST 2015年11月公演『義経ギャラクシー〜銀河鉄道と五条大橋の999〜』

12月
ようやくまわりが飲みこめてきて、慌ただしさも手伝って少し緊張がほぐれてきた。ここで何ができるのか、今何が必要なのか、というのを考えないとと思う。
INFOPRO2015でお会いしたかった方と大先輩にお目にかかった。別の機会に図書館総合展のお話を聞いたりして、とても励まされた。弱っていても踏み込む、ひよっちゃだめなんだ、と。
関西の友人たちとクリスマス会。友人の「日常」に入れてもらったりもする。帰省の移動中に平野啓一郎の「分人」三部作読了。私はこの考え方が結構すき。


春までは複数社の関わる事業をどうまとめて成果を出すか、ということを考えていました。目的と背景の多様な組織が折り合いをつけ、目標を定め、駆け抜けるにはどうするか。そのために何をすべきか。組織から出ているのは、ただの、人でもあり。そこでどう振る舞っていけるのかと。
同時に、仕事を教える・委託することもしようとしていました。これは諸事情で棚上げとなったのだけれど、業務における教育や仕事を分け与えること、伝えることの勉強になりました。信頼しないと任せられないし、任せるには伝えないといけないし、伝えるためには言葉と頭を尽くさないといけないし。反省も多いです。
ちょうど秋から転職し、教え与えてもらう立場になって一層、思います。

春から夏はいくつも受験。見通しが立たなくて、自分にとって仕事ってなんだろう、どうやって生きていきたいだろう、みたいなことを繰り返し考えていました。

そんなふうに、仕事をするということとは、な日々を過ごした年だったなあと思います。

じょーちょふあんてーなのをましにしようと、3つポジティブなことを書き出してから寝る、というのを続けました。今日、あったいいこと3つ(仕事以外)。チョコミントのアイスがおいしい、祖父から昔の話を聞いた、とか他愛無いことばっかりで、もうちょっと頑張れ自分と思うこともあるけど、まあいいやということにします。
年のはじめに思うこと(2015年) - まだ書きさしの
ここで書いた、ありがとう・うれしい・すきはためらいなく言えた気がします。仕事の面じゃない自分も大事にして、拡張を。


ここ3年でいろんな方にお目にかかって、ひとことに励ましていただいたなあと思います。ご本人は覚えていらっしゃらないようなときもあるようですけれど。
有難いです。それ以上に言えることはないので、きちんとそれを覚えて暮らして、私も誰かに返していけるように、と思います。
ありがとうございます。引き続き、よろしくお願いいたします。


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壮行会でいただいた本とメモとチョコ。後日ぬか床もいただいた。