2021年、ふりかえって、おじぎを。

とても閉じた一年でした。仕事も生活もこれでよかったとは思えないけれど、時々でできることはした、と言っていいことにします。

1月

今年の目標に記録すると書いたその勢いで、別のブログを始めた。月に一度くらい他愛ないことを書くためのもの。そういえば振り返りブログにレスポンスくださった方がいて、なんでも言葉にするのは大事だし私に送信してくださって有難いと思った(のを、これを書きながら思い出した)。
JPCOARのお仕事で他機関の人の考え方を知れたのが勉強になった。トラブルシューティングに汲々として出版することの責任を感じていた。

2月

2020年に規程を作ったので、2年前からあたためていた研究データ管理(RDM)の講演会を開催。私も少し話した。これをきっかけに研究者さんから相談があり、本を貸していただき。こんな広がりが起こるんだな。
RDMに関連して、異動以来導入したかったことを編集の方の制度に加えた。というか、そのために説得説明に次ぐ説明をした。
香水のサンプルを複数買って、気分転換。

3月

お招きいただいてJ-STAGEセミナーでRDMの報告した。年度末恒例の内部委員会が終わって、次年度への課題と計画を立てて、2020年度一区切り。2年駆け抜けてくださった上司が退職なさった。
過去のイベント開催情報・配布資料

4月

職場新体制。RDMも色々計画を立ててたくさん説明をした。編集業務を例年と比較してかなり前倒しのスケジュールで進めることが決まっており、ひやひやの一年がスタート、という感じ。
自転車通勤の様子を見ていた先輩に、遅すぎて危ない云々とご助言いただいた。

5月

RDM関連の調整・仲介をお手伝いして、WSを聴講させていただいた(パリ時間午後を職場で)。
研究職の幹部の方とやり取りしていてRDM制度化が落ち着いたのならよかったという旨の優しいやさしいねぎらいのメールをいただいた。泣いた。
うまく眠れるようにするために、fitbitを使い始めた。

6月

降ってわいた臨時案件に他部署と一緒に対応して、知り合いができる・存在を認知していただくとお仕事しやすいのだなあ、と思った。他部署の方に"見て"いただけるのはありがたい。悩み多き日々に気づいてくださったかつてのメンターさんにお話を聞いていただいた。
香水のサブスクリプションを始めた。

7月

NIIオープンフォーラムを聴講して内省したし、ここからJPCOARのことを前よりも考えるようになった。提案もしてみた。
自転車通勤の帰途に正門を出たら一天にわかにかき曇り、人生で着衣のままこんなに濡れたことあるだろうか、と笑い出したくなるくらい濡れたのをよく覚えてる。

8月

大きい案件の校正が始まった。このときの私は、この緊張と疲労が予兆にしか過ぎないことを知らなかった……(って茶化しておくしかないくらいの状況が年末まで続く)

9月

編集業務が佳境、組織改編の準備、など。シャインマスカットが毎日の楽しみだったような。JPCOAR作業部会で初めてした提案をかたちにしていただきリリースした。
モデルナ1回目。

10月

大きいの一つ出版するも編集業務は変わらず、組織改編後の騒動も続く。続けていられたのは香水とマスカットのおかげかもしれない。職場の同僚に、元勤務校の生徒さんがいらっしゃると知った。
モデルナ2回目。知人のブログやFB投稿を参考にして備えたため、具合悪いこと以外は困らなかった。皆様ありがとうございました。

11月

大きい編集業務は継続し、かつ委員会もイレギュラーに開催した。委員さんの様々なご意見がうかがえて勉強になったし、有難く思った。文字起こししていてじんわりする委員会なんて初めて。
図書館総合展JPCOARフォーラム、ロジの一部と司会を担当した。無事終えてよかった。

12月

編集業務は秋口から通常の業務だけでなく制度の改善も検討し、やっと文書のアップデートに着手。仕組みを考えることはたぶん嫌いじゃない。
兼務の仕事で外部の方とペアで作業する、という経験をしていて、定期的に打合せするのが良い勉強かつ気分転換になっていた。
1年の編集業務をねぎらって、担当たちに委員長から贈り物と手ずからのメッセージをいただいた。泣きそうになった。

仕事の面では、何もなせておらず成果の少ない年だったように思う。すべきとどれだけ考えていても、許可がおりないと何もできないのだと思い知った。これまで恵まれていたのだなあ、私は傲慢なのだなあ、とつらつら考えながら集めた資料をみることが多かった。そんななか兼職先のお仕事は気分転換になることも、もっと広い視点でものを見なければと思う機会もあって勉強になった。聴講したイベントで印象深いのはOECDのWS、九州大学セミナー、図書館総合展福島さんのご講演

同じ部の先輩は構って助けて(情報共有から自転車の空気入れまで)くださることがあり、他部署の方から相談や話題にでることもあり、昇任を祝ってもらったり、ねぎらっていただいたり。組織の中で仕事をしていて"見て"いてくれる人がいるのは有難いことだと思う瞬間もあった。
今年を含め、この2~3年は制度や仕組みを考えることがテーマだと思う。基礎はコミュニケーションで、組織の大きなことを行うにも、たとえば個々や課の代表といった小さな繋がりから始まる(始めるしかない)と感じることが多かった。
閉じたり、ぱさついたりしていく気持ちが、ただ仕事だけ黙々としてきたなかのちょっとしたやり取りでほぐれる瞬間もあった。人にもそうできるようになりたい。

立てていた目標はあまり達成できなかったけれど、自分に投資することだけは少し達成したかな。夏に新しく香水のサブスクリプションを始めて毎月に彩りができた。今年よかったものは香水それからfitbit(アプリ課金も)、気が乗らない日のカラーマスカラ、編集業務で使う鉛筆シャープ。楽しみや快適さの対価は金額以上だし、悪いことじゃないと思うようにしたい。
今年は集中して本が読めず、映画もアプリで細切れに見ていた。教えてもらったものを私も、というのが張り合いがありよかった。好きだったドラマと言えば、最愛

オンラインであまり書けることもなく、実際に表に出ることも少なかったけれど、見ていてくださった方に感謝を申し上げたいです。いつも励ましてくださる方にも心からの御礼を。
これは今年知ったセリフで、I hope you and your loved ones are staying safe and healthy です。