先日きっかけがあって調べたのでメモ。
ITTPC(International Tutor Training Program Certification)はアメリカのCREA(College Reading and Learning Association)という学会が認定している国際チューター育成プログラムのこと。
ITTPCはチューターの業績を承認し強化すること、育成スキルや内容の標準化を図ることが目的。個人ではなく機関に与えられる認可。
国内では名桜大学言語学習センター(2002年)と公立はこだて未来大学のメタ学習ラボ(2015年)のみが認可を受けている。
名桜大学は2002年に初めて認可を受けて以降更新を続けていて、いくつか報告がでている。ちなみに、はこだて未来大学は視察に行っていた模様。
名桜大学の津嘉山淳子さんという方がいくつか事例報告をなさっている。
これは制度の説明だけではなくて、2011年にチューターを対象に実施したアンケートに基づいた報告。
名桜大学の場合は個人としてはチューターの育成プログラム終了証明書を得るために、12項目の基準を達成していなければならない。この12項目は名桜大学LLCが申請時につくったもの(という理解でよいかと)。チューターはほぼポジティブな感想を持っていて、やはり自身の成長につながったとのこと。
ほかにも名桜大学の事例はこれらで読めそう。
- 学士力を支える学習支援の方法論 - 株式会社ナカニシヤ出版:CRLA認定資格取得者によるチューターの活動(津嘉山淳子)
- ピアチューター・トレーニング - 株式会社ナカニシヤ出版 # 執筆者だけれど総論かも
調べていて、国内2例目の認可が公立はこだて未来大学、というのはしっくりする感じ。今後の事例報告に期待。
Ref.