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クロダトモノリさん特別講義@皇學館大学

皇學館大学の教員、岡野裕行さんが担当なさっている「情報サービス概説」を聴講させて戴きました。この 6/27 はゲスト講師・クロダトモノリさんによる特別講義です。
 
■クロダさんの紹介

  • まずはカーリル*1のwebデザイン担当!カーリルの目に見えるものは全部、クロダさんのデザインによるもの、とのことで、カーリルの概要について説明。*2
  • webデザイナーとして・場をつくるひととして。〈黒田製作所〉所長*3・〈原宿テラス〉マネージャー*4・Nota*5メンバーでの中津川技術合宿について。

 
■カーリルができるまで
1) Notaの吉本さんが中津川市で図書館システムの開発・保守を行っていた。
2) 新図書館システムを考えることに。
3) 図書館システムの問題点を挙げる。

システムがばらばら。
OPACがうまく機能していない。遅い。
それぞれの図書館にある本しか探せない。
利用者視点で作られていない。

4) まず、作ってみる!

蔵書情報が持って来られるかどうか(吉本)―情報
新しい蔵書検索のカタチ(洛西)―デザインのデータ化
使いやすいデザイン(黒田)―見ため全部
  みんな、利用者の視点で。

5) デザインの裏側

「わかりやすい 楽しい 使いやすい 早い」―早いと思わせるデザインも大切。
「図書館検索と言ったらこれ」―Googleで検索してトップになる。
色々とデザインし、イメージと近いものへ。刺激的でわかりやすい、視覚的によいもの。
 まずつくって、求めるものへ近づける。

6) 制作の流れ
《 一般的な制作方法 》
企画会議→スケッチ作成→話しあいながらデザインを完成→エンジニアに→プログラミング…
《 Notaの場合 》
プログラミングもデザインも同時進行し、イメージを早く具体化。
→自分たちのモチベーションがあがる。つくっている間に過去にしない。
コンセプトを共有・編集しながらひとつのものをつくる。
 
7) 目標

まったく新しいユーザー体験を提供
全国のばらばらな所蔵情報をシンプルに統合
洗練されたデザイン

  • とにかく作り、見せる。反応を返して貰い、どんどん反映する。
  • 最初からすべて作ろうとしない。モックアップを。
  • 挫折せず、仲間と一緒につくる。
  • trial and error!

 
8)カーリルの試み

 
■つくるために。

デザインはすぐに決まるものではない。
人と話して伝えたい思いを確かめる。
デザインで読みとれないときは trial and error!
細かいおもてなしを。
まずは自分の目線で。そして利用者あってのもの、ということ。

  動いてみたら、誰かが声をかけてくれる。
 
■Libkawaiiについて
 
《Libkawaii》は図書館×かわいいをコンセプトにしたwebマガジン。→リンク
クロダさんはそのメンバー。プロジェクトは〈図書館にかわいいをふやすこと〉〈図書館に関わる女の子がもっともっとかわいくなること〉がコンセプトとなっている。
プロジェクトを通じてクロダさんが感じたのは、形や色じゃなくて
自分磨きをしようということ。
Libkawaiiのメンバーとの活動は図書館と関係ないことが多かった。それは、「あったらいいな」や「取り組むべき課題」「雰囲気作り」を提案するためのもの。プロジェクト側は提案をし、あとは受けとる側に考えてもらうということ。
それぞれが、自分なりに五感を鍛えるように。*8図書館・図書館員として、ではなく、
一人の女性・人間として考えることが本質自分を磨いたら、人がついてくる。
のだと。
実際、キハラさんとコラボレーション中
「カワイイは つくれる!」*9は、個人を変え、伸ばしてゆくもの
 
■カーリル・Libkawaiiを通じて
クロダさんが感じたこと・考えたこと

疑問を一つずつ解決してみよう。
やっている人が楽しんでやっていることに、人は集まる。
楽しいことをするのは一番の快楽。
仕事や個人を楽にしようとするプロセスは変わらない。
trial and error!
アイディアを出して、自分たちの生活を豊かにする。

そして、使う人というテーマで考える。
 
 
文字に起こす断片的なものより、クロダさんの話す姿は楽しそうで魅力的でした。そして、将来を考える学生さんたちに、ポジティブなメッセージは伝わっていることと思います。講義終了後にクロダさんに話しかけに行く学生さん、名刺を貰いに行く学生さんをたくさん見ました。
 
クロダさんより、当日のスライドの掲載許可を戴きました!!
こちらの「カーリルとデザイン」よりご覧ください。

カーリルとデザイン
View more presentations from abdfghjkmn

 
専らひとりでつぶやいておりましたが、togetterも併せてご覧ください。
http://togetter.com/li/334590
 
最後に。記事にすることを快く許可してくださったクロダさんと岡野先生、そして聴講をお誘いくださった岡野先生に感謝を。

*1:[http://www.j-c-c.co.jp/li_event/index.html:title=図書館総合展2010]にて「Library of the Year 2010」大賞受賞!→[http://www.youtube.com/watch?v=ydQHuJ5ajmI:title=公式プロモーションビデオ]

*2:こちらへ→「[http://calil.jp/doc/about.html:title=カーリルとは?]」「[http://calil.jp/doc/api.html:title=図書館API|カーリル]」

*3:個人事業主さん、ってことですよね。→[http://kurodaseisaku.com/:title=webサイト]・[http://www.facebook.com/kurodaseisaku:title=facebook]

*4:コワーキングスペース[http://harajukuterrace.com/concept/:title=〈原宿テラス〉のコンセプト]

*5:[http://notaland.com/:title=Nota, Inc]はカーリルの(元)運営会社

*6:カーリルローカルの[http://blog.calil.jp/2011/02/blog-post.html:title=プレスリリース]

*7:コンクールは[http://www.toshokan.or.jp/contest/:title=図書館振興財団]によるもの。CA-Rにも[http://current.ndl.go.jp/node/18832:title=記事]が。

*8:「それってレファレンスみたいですよね」と仰っていました。

*9:もとは花王・エッセンシャルのCMコピー。