京都府教育委員会事務局職員(司書)を受験していました。

一次でだめだったのですが、過日成績開示をしてきたのでメモ。

  • 受付期間:2013年1月11日(金)~1月25日(金)
  • 第1次試験日:2月9日(土)
  • 採用予定日:平成25年4月1日

この情報の公開が2013年1月11日だったように思います。慌ただしいスケジュールだったなあ、という印象です。公務員試験A日程・C日程と時期が違うからそう感じただけなのかもしれませんが。

実施要項に書いてあることは省略。記憶違いもあるでしょうが、試験の内容を覚えている分だけ控えてみます。

■教養試験

知能分野
数的・判断・資料は特に言うこともなく。
文章理解の英語では、見たことのある問題がありました。大卒警察官・消防官か市役所上級の過去問で、英国人とシェイクスピアについて。地方は問題使いまわしてる事があるらしいとは聞いていましたが、遭遇するとは。

知識分野
月の満ち欠け(惑星もあったかも)/ばねののび/気体の収集方法(上方・下方・水上置換)/血液(だったような)/ルネッサンスの定義/冷戦/江戸初期の政治/GDPやGNPの定義/ヨーロッパの国の特徴(農業)/為替相場と円高円安/明治日本の思想家(西田・福沢・中江・夏目の区別)/地方自治

■専門試験

NDLサーチで調べられること/各種データベース・検索サービスの区別(レファ協webcatなど)/分類法の種類と内容/マイクロ資料の区別/資料修復(酸性紙など)/公立図書館の歴史/データベースと冊子体の関係(大日本史料・史料総覧・雑索・CiNii Articles)/検索エンジン/各協会とその成果物や検定/子どもと読書の歴史/図書館法の改正点/NDC(形式区分とか言語共通区分とか)/標目/著作権

■論文試験

都道府県立図書館の役割と機能について考えること。具体例を含めて800字以内で。
B4かA3の原稿用紙・横書きでした。縦に使ってしまっている人がいて、試験監督さんに「横書きで」と教えて貰っていました。その後マイクで全員にアナウンスもあって、親切な試験だな、と思いました。

■開示に行って教えて貰えたこと

  • 申込:239名
  • 受験者:214名
  • 一次試験通過:8名
  • 倍率:26.8倍

採点は専門と教養の合計で。論文は一次試験通過後に読むのでしょう。
通過の8名がA、棄権した25名がD、不合格者の半分より上がBで下がC。
簡易開示では、自分が受験者のなかでどのランクに位置するのかという程度しか教えてもらえません。本気の開示?をしてください、とは食い下がれず。
開示担当の職員さんが、受験ありがとうございます・倍率がとても高くて大変で・あなたは残念な結果でしたけれどもしかしたらAランクとのすれすれにいたかもしれなくて・来年の採用はわからないけれど募集するなら同じ時期なのでまた受けてください……と、大層丁寧に説明したり慰めたりしてくださいました。

そんな感じでした。

京都府、といいつつ、教養試験は市役所上級のようなな手ごたえでした。専門試験はみなさんできるのでしょうし、一次ではそんなに差は開かないんだろうな……と。どんな内容でも完璧!な準備をしていかないといけなくて、なんてぬるいことしてたんだろうなー、と反省していました。そして、問題数を覚えていませんでした。肝心なところで抜けています。
とろくてぽよよんとしているらしいので、もうちょっとしゃっきりしないといけません。

落ちましたーと、高らかに宣言するのも躊躇われたのですが反省のために。


図書館への就職活動については、id:shibureさんが記事を書いてくださっています。